黒田屋菓子舗
“胎内らしさ“があふれるお店
昭和初期から続く人気の和洋菓子屋。胎内市特産の米粉やべにはるかを使ったお菓子が多数販売されています。添加物を極力使わない、誰もが安心して食べられるお菓子作りがモットー。JR中条駅から徒歩圏内、胎内土産のお買い物に。
※以下は『カメラ女子 in たいない』による取材記事です※
お伺いしたのは2019年12月。メニュー・価格等の情報は取材当時のものです。
「お店のイチオシは米粉のクッキーシュー。胎内といえば、やっぱり米粉でしょう!」
米粉発祥の地として有名な胎内市。町おこしの一環で、多くの飲食店が米粉をつかったグルメやスイーツに力を入れています。
今回ご紹介するのもその一つ。胎内らしいお菓子が評判の菓子舗、黒田屋さんです。
本町通りをそぞろ歩いていると、紺色のオシャレな外観に足が止まります。
2013年にリニューアルした黒田屋さんは、古くからのお店が並ぶ本町の中でもひときわ目立つ佇まい。JR中条駅から徒歩圏内のところにあります。
明るくて綺麗な店内。和菓子と洋菓子に分かれたショーケースに美味しそうなお菓子の数々が並びます・・・♪.◦(pq*´꒳`*)♥♥*。
ケーキやマカロンなどの洋菓子から、定番のおまんじゅう、郷土菓子の千代華(ちゅうかわ)まで幅広いラインナップ。
「このあたりはお年寄りが多いのと、お子様連れが多いのがあって、幅広い層に喜んでもらえるように和菓子・洋菓子、種類を置くようにしています」
お話しをお伺いしたのは、店頭に立つ奥様、小池幸代さん。
「添加物を極力抑えて、誰もが安心して食べられるお菓子作りを心掛けています。その分日持ちは短めになってしまうけど、胸を張ってオススメできますから」
奥様は明るい笑顔で言い切ります。
「せっかく胎内でお店をやっているのだから、胎内らしさを出していきたい」
黒田屋さんには、胎内市特産のお芋・べにはるかや米粉を使ったお菓子がたくさん!
「米粉のシフォン」や「米粉のチュイール」、「べにはるかのマドレーヌ」、べにはるか餡と米粉生地の「千代はるか」・・・など、その品ぞろえに驚くほどです。
中でも一番人気は、注文を受けてからクリームを詰めてくれる「米粉のクッキーシュー」(183円)。
100%米粉を使ったカスタードクリームは、小麦粉のクリームよりもあっさりとして食べやすく、サクサクの米粉クッキーシューにベストマッチ!
新潟県内外から米粉グルメが集合する“米粉フェスタ”において、「米-1グランプリ2018 スイーツ部門」で特別賞を受賞した一品。今まで様々なメディアで取り上げられてきました。
「米粉の良い所は扱いやすいところ。振るいにかけなくて良いし、ダマにならない。焼き菓子に混ぜればふわっと軽く、クリームに混ぜれば重くならずにとろみが出せる。優秀な食材なんです」
米粉の特性を理解し、よく使ってきたからこそ生まれた商品なんだと感じました。
胎内らしさを大事にしつつ、お菓子業界の流行にアンテナを張ることも忘れません。
台湾生まれの新食感スイーツ、「チャーミースノーアイス」(400円)。
ミルク味のアイスにイチゴ・チョコ・マンゴーの中からお好きなソースをかけて。綿雪のようなふわっふわの口どけがクセになります!
新商品の「フラペリッチ」(400円)。
上質な抹茶とホイップクリームをコラボさせたフローズンドリンク。贅沢な味わいにうっとり~(*ฅ́˘ฅ̀*)♡
どちらも年間通して販売しています。
お店のキレイさやオシャレなディスプレイに、新しいお店なのかな?と思いきや、黒田屋さん、創業は昭和初期とのこと。
取材にお伺いした時、ご主人はお店の奥でバースデーケーキ作成の真っ最中でした。
東京で洋菓子を学び、新潟の老舗和菓子屋で和菓子の修行をしたご主人は、地元胎内に戻って家業を継ぎました。
「結婚当初はお店番していればいいと思っていたんですけど。今では私もデコレーションを手伝ったりしてるんです(笑)」
美味しいものを食べ歩くのが趣味だという奥様はエネルギッシュでチャーミング。接客を受ける側が元気をもらうような気になります。
胎内の女性はあっけらかんと明るい人が多いのですが、小池さんはまさに“胎内らしい”人。
「私は職人じゃないぶんお客さま目線でいられるので、率直な意見を伝えたりします」
お客様から要望を受けて作るケーキはどれもオリジナリティ溢れるものばかり!
新しい商品の開発やお店作りの工夫など、まさに夫婦二人三脚で行われているんだなぁと感じました。
胎内らしさにあふれる黒田屋さん。
美味しいお菓子と元気をもらいにぜひお出かけください!
施設情報
住所 | 胎内市本町8-6 |
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TEL | 0254-43-2334 |
営業時間 | 9:00~19:00 |
定休日 | 水曜 |